【4トントラックで稼ぐ!】初心者ドライバー必見!会社選び・仕事の中身・変わった働き方までぜんぶ解説!


今回は、「これからトラックドライバーになって稼ぎたい!」という人に向けて、4トントラックの魅力を紹介していきますよ

4トントラックは長距離を走る仕事もあるから、風景を眺めながらドライブをするのが好きな人にもオススメですね!
地場仕事がメインになる軽や、2トントラックじゃちょっと物足りない…
大型トラックはまだ怖いし、免許もない…
そんなあなたにちょうどいいのが「4トントラック」です。

荷物の積載量は大型トラックの半分以下だけど、給料はそこまで大きく変わらない場合もある(会社による)
大型に比べて荷役作業も早く済むし、大型免許を持っていても、あえて4トントラックで仕事をしている人もいるくらい、ハマる人にはハマるちょうど良いと思える魅力があります
そもそも「4トントラック」ってどんな車?

まず「4トントラック」は、ざっくり言えば「中型トラック」と呼ばれるクラスの車両。車両総重量8トン未満、最大積載量4トンまでのトラックになります。

見た目は大きすぎず、でも「ちゃんとトラック」という感じの存在感がありますね
主な車種のタイプは、
- ウイング車(側面がパカッと開く)
- 冷蔵・冷凍車(食品輸送)
- 平ボディ(建材や機材の運搬)
- パワーゲート付き車(荷物の昇降がラク)

パワーゲートは、コンビニ配送のトラックなんかによく使われてますね
トラック後部にある装置で、荷台からカゴ台車を下ろしたり上げたりするのに便利な昇降する床のことです

同じ4トントラックの仕事でも、運ぶ荷物によって車種も変わるし、運搬方法も様々あるよ
個人的には、ウイング車でパレット8枚ほどの荷物を積んで、納品先で下ろすっていう仕事が好きかな
4トントラックの運転には「中型免許(8t限定解除)」が必要で、普通免許だけでは運転できないので注意です。
でも、教習所で中型を取るのもそこまでハードルは高くないし、「中型」さえ持っていれば仕事の幅はぐっと広がります。
ただ例外として、現在30歳代後半以上の方は、若い頃に普通免許を取得していれば、その普通免許だけで4トントラックに乗る資格をお持ちの場合があります。

【稼ぐための会社選び】ここをチェックしよう!

4トントラックで稼ぐために一番大事なのは、「会社選び」です。

ぶっちゃけ、同じ4トン車に乗っていても、会社によって月収が10万円くらい違うこともザラにあります
9割ほどの会社がブラックに近いこの業界で、なるべく自分の労働力を高く買ってくれる「会社選び」は超重要なんです!
1. 固定ルートかフリー便か?
4トントラックの仕事内容は、ざっくり分けて固定ルート(決まったコースを毎日走る)と、フリー便(行先や積み荷が日によって違う)があります。
- 固定ルートは安定していて生活リズムも作りやすい。でも稼ぎはちょっと控えめ。
- フリー便は体力も気力も使うけど、件数や距離次第ではかなり稼げる。

トラックの運転にまだ慣れていない人は、まずは配送ルートが固定されているルート便から始めるのも良いですね

そうだね!
毎日、同じルートを走るからだんだん飽きるんだけど、決まった仕事を淡々とこなすのが性に合ってる人にもオススメ
私も運送業界に入って最初は、決まったルートを走る仕事をやっていましたよ
トラックの運転がそれなりにできる人や、「多少キツくてもとにかく稼ぎたい!」って人は、フリー便やスポット便を扱っている会社が狙い目になります。

フリー便は、自分で地図やナビを見て、配送先までのルートを自分で選んで走る必要があります
長距離を走ることもあるので、トラックで稼ぐことを目指すならフリー便やスポット便をメインにした会社を選ぶと良いです
【4トン車の働き方マップ】
┌─────────────┐
│ 食品便(冷凍・冷蔵) │ → 早朝・夜勤 / 清潔重視
├─────────────┤
│ 工業品・建材(平ボディ)│ → 高単価 / 体力勝負
├─────────────┤
│ 雑貨・日用品(ウイング)│ → カゴ車 / ルート多め
├─────────────┤
│ チャーター便 / 夜間便 │ → 単発 or 高収入狙い
→ ガッツリ稼ぎたい人はフリー便を狙うべし!
2.歩合制か固定給か?どっちが得か?

運送会社は歩合(やった分だけ給料になる)の割合が大きい会社が多いです
• 歩合制:頑張った分だけ給料に反映。でも仕事が少ないと収入が不安定。
【歩合の評価内容はこんな感じ】
- 1件いくら、1kmいくら、運賃の○%が支給、みたいなパターン。
- 走れば走るほど稼げる!逆に仕事が少ないと給料もガクンと下がる。
• 固定給:安定はするけど、限界がある。
おすすめは「固定給+歩合」のバランスの取れたハイブリッド型です。
固定給が低すぎると、退職した場合に失業手当(雇用保険の基本手当)があまりもらえないデメリットがあります。

固定給が17万円〜20万円台前半くらい、あとは走った分の歩合で給料が決まる会社がバランスが良いと思います
3. 【積み荷の内容と作業スタイル】も重要!
荷物が軽いとラクですが、軽い=単価が安いことも。
重くて手積み・手下ろしだと大変だけど、その分高単価だったりします。
「パレット積み(フォークリフトで積む)」や「カゴ車(台車みたいなやつ)」だと身体はラクなので、年齢や体力に合わせて選びましょう。
• パレット積み・カゴ車 → ラクで効率的、身体にやさしい。
• 手積み・手下ろし → 大変だけど単価が高い場合もあります。

初心者の方には、パレットやカゴ台車で積み下ろしができる仕事をオススメします

手積み手下ろしは大変ですからね
夏場は熱中症になってトラックの荷台で倒れる人もいます
体を動かすのを筋トレみたいに考えてできる人(あまりいないかもだけど)には向いてそうですが…

ぶっちゃけ、バラ積みバラ下ろし(業界では「チャブリ」ともいう)をやりたいって人は少ないでしょうね
成り手が少ない不人気な仕事です
私が今までやって一番きつかったチャブリ仕事は、エアコンの室内機と室外機を大手家電企業の倉庫で積んで、流通倉庫に下ろす仕事で、あれは体力のない人には無理な仕事でした
数日間は腰がバキバキに痛むし、筋肉痛もすごかった
人がやりたがらない仕事を前向きにやれる人とか、意識の高い筋トレマニアの方には向いてそうですが…
令和の時代は、よほど単価が高くないと割に合わない仕事です
【どんな荷物を運ぶの?】4トントラックの仕事例

4トントラックの汎用性は高くて、ありとあらゆる業界で活躍してます。
以下の荷物の種類はほんの一部ですが、自分に合った仕事を探すヒントにしてください。
● 食品系(冷蔵・冷凍車)
冷凍食品:コンビニ向け弁当・スーパーの野菜など。冷蔵・冷凍車を使います。
- 朝早い or 夜間(深夜便)の配送が多め
- ルート配送が多いので生活リズムが作りやすい
- 清潔感&時間厳守が求められる
● 工業製品・建築資材(平ボディ)
- 鉄板、木材、機械部品、紙製品、原料など
- 重量物が多く、体力勝負!
- 単価は高め
● 雑貨・日用品(ウイング車)
- ホームセンター、ドラッグストア向け
- カゴ車・パレット中心で体がラク
- 配送件数が多めでテキパキ動く必要あり

4トントラックで運ぶ荷物の種類は本当に多種多様
クレーンの付いたトラック(ユニック車)でフレコンバッグを積む仕事、牛や鳥の飼料を運ぶバルク車、ゴミ収集車といったトラックの種類も様々あるんです

飼料を運ぶバルク車は荷物をラッシングベルトなどで縛る必要もないし、荷崩れの心配もない利点がありますね
バルク車で仕事してる友人が「意外と気楽で良いよー」と言ってました
変わった働き方もある!こんな4トンの仕事も!

● チャーター便(貸切配送)
- 高単価のスポット仕事
- 長距離もあるけど1日1件だけ
● 夜間ルート専門
- 渋滞なし、早朝に終わる
- 深夜手当で稼げる
● スポット便(登録ドライバー)
- 自由な働き方ができる
- 副業にもOK!1日1万円以上も狙える

この他にも、イベント運搬(コンサート、お祭り、舞台イベント等で使う照明、音響機材、ステージ部材などを運搬)や、ピアノ運搬、展示会・博覧会の搬入搬出、大きめのキッチンカーや移動販売車として運用してる会社もある
変わったところでは、4トン車の荷室の中をお化け屋敷に改装した、「移動式のお化け屋敷」として運用されている会社もありますよ
地域のイベントやお祭りで見かけたことある人もいると思います
こういうトラックの仕事は、イベント系の運送会社や、美術品の搬入搬出輸送専門会社を検索して問い合わせましょう
4トン車に向いてる人は?

4トントラックの仕事に向いている人は、いわゆる「ガテン系」「職人肌」な人だけではありません。
むしろ、真面目でコツコツ型の人や、人との関わりが少なめの仕事が合う人にピッタリの面もあります。
- 運転が好きな人・苦にならない人
- 一人の時間が好きな人
- 安全運転・慎重な性格の人
- 目標に向かってコツコツ稼ぎたい人
- 大型免許はまだ持ってないけど、もっと稼ぎたい人
逆に、向いていないタイプもあります。
4トントラックに向いていないかもしれない人
- 極端に朝が弱い(早朝出発が多い)
- ずっと座っているのが苦手(運転時間が長い)
- せっかちで急ぎがち(事故の原因になる)
- 重いものを持つのが苦手(現場によっては筋力必要)

一般的な会社より、朝の始業時間は早くなりがち
臨機応変に朝起きれない人には向いてないかもしれません
例えば、納品先の朝イチの受付時間がAM8:30の場合、会社から3時間で着く場所の場合は、逆算してAM5:30に出発する必要がある、といった感じでその日の仕事内容によって朝起きる時間が変わるんです
【会社に入る前に】チェックしておきたいこと

● ドライバーの年齢層は?
→ 若い人が多いとフレッシュで勢いアリな会社かも。年配中心なら安定感アリ。
● 有給休暇、残業代や待機手当が出る?
→ 出ない会社はブラックの香り…。
● 離職率は高くない?
→ 求人が常に出てる会社は要注意!

求人にいつも出てる会社は離職率が高いでしょうね
給与や待遇、人間関係で不満があるから人はやめます

私が運送会社を探すなら、興味のある会社が求人しているか分からなくても、とりあえず電話して聞いてみるかな
人手不足の業界ですから、わざわざ問い合わせしてくる人なら可能な限り話を聞いてくれると思います
【まとめ】4トントラックで“ちょうど良く”稼ごう!

4トントラックは…
- 月30万円以上も現実的に狙える!
- 仕事内容が多様で、自分に合うスタイルが選べる!
- 地場配送中心で、毎日家に帰れる生活も可能!

4トントラックの運転手は、未経験でも始めやすく、給料面でも地に足のついた安定感のある仕事なので、初心者にもおすすめです
もちろん、体力的な大変さや長時間労働のリスクもありますが、「運転が好きで、安定した収入を得たい!」という人にはピッタリです。
もし「向いてるかも?」と思ったら、まずは未経験OKの求人を探したり、短期で試してみるのもオススメです!

これからトラックドライバーになりたい人にとって、4トン車は「ちょうどいい稼ぎ方」ができる、トラックドライバーとしてかなり良いスタート地点になると思います。
ではまたっ、ピース!

