【実録】トラックドライバーが副業の民泊で月120万円。会社の給料をあっさり超えた話
この記事では、トラックドライバーの私が民泊事業に挑戦した、ここ6ヶ月の挑戦とその成果をレポートします。
いきなり結論から言います
先に数字を出します。
- 7月の売上:70万円超
- 8月の売上:約120万円(※8月分は現在の予約確定ベース)
この収益は戸建て1軒、オープンからたった1ヶ月ちょっとの数字です。
私は今も普通にタンクローリーに乗っています。
乗務歴24年。給料明細の額面は、まあ、同業の方ならだいたい想像がつくと思います。
その本業の月収を、副業でやってる民泊があっさりと超えました。

↑実際に私が運営する貸別荘。

え、1ヶ月で120万!? そんなあっさり本業の収入超えちゃったの!?

うん、超えてしまったね
自分でも「あれ、これ計算合ってる?」って何回も見返したよ(笑)
なぜ賃貸じゃなくて民泊なのか?
同じ戸建て1軒を賃貸として貸す場合、この地域の家賃相場だとどう頑張っても月8〜10万円あたりが天井です。
それが民泊にした瞬間、同じ建物で10倍以上になった。

不動産賃貸オーナーをやってる方なら、10万円の家賃の戸建て12軒分ほどの収益を、戸建ての家一軒で出せてしまうって、どれだけ驚異かわかると思います
これだけ稼げる理由はシンプルで、賃貸は「月単位で貸す」ビジネス、民泊は「泊単位で売る」ビジネスだからです。
1泊いくらの世界なので、稼働率と単価の掛け算で収益が決まる。
逆に言えば、この2つを両方伸ばせれば賃貸の常識をぶち抜けます。
私のケースは、稼働率と平均単価のどちらか片方に偏らず、両方がバランスよく効いてくれました。これは結構大事なポイントで、単価だけで作った数字は閑散期に一気に崩れやすくなります。

不動産投資の「利回り」の考え方が根本から変わるやつだ……

収益はえぐいね
ただし賃貸業ほどの不労所得って感じはないよ
お客様とのやりとりや運営、清掃業務などの作業が全部自分でやると大変だから、労働ビジネスと言える
どこまでを自分でやるかによって、負担は変わってきます。
運営や清掃を代行業者に丸投げしてしまえば、手取り収入は減りますが、賃貸業と大差ないくらいほとんど何もしなくても良くなります。

運営代行はだいたい20%の手数料を取られたりするので、私は自分で管理をし、清掃も知り合いやタイミーのバイトさんにお願いして回す仕組みを作りました
トラックドライバーと民泊、実は相性がいい
「いや、拘束時間長いのに民泊なんて無理でしょ」
私も最初そう思ってました。
でも実際やってみると、ドライバーの働き方は民泊と噛み合う部分が多い。
1. 現場作業が苦にならない リノベも掃除も、体を動かす仕事です。ドライバーなら日常。むしろデスクワークより得意なはず。
2. 車があるから機動力がある 資材の運搬、備品の買い出し、物件の下見。全部クルマ移動です。これは都会のサラリーマンより圧倒的に有利。
3. 段取り力がそのまま活きる 配車、ルート組み、時間管理。ドライバーが毎日やってることは、そのまま宿泊運営の「オペレーション設計」です。
4. 無人運営が合法的にできる 今はスマートロックとICT本人確認で、対面フロントなしの運営が正式に認められています。乗務中に対応できなくても回る仕組みが作れる。

段取り力が資産になるって、それができる人には地味にめちゃくちゃ良い話じゃない?

私らトラックドライバーは仕事の段取りができてナンボだからね
向いてる人も多いと思う
正直に言う。ここがしんどかった
ここからが本題です。「誰でもすぐ稼げます」みたいな話にはしません。

やると決めてから行政への申請や準備で思ったよりも時間がかかって、オープンまで、約6ヶ月かかりました。
内訳はこんな感じです。
- 空き家のリノベーション工事
- 消防署との協議・消防設備の設置
- 保健所への申請と許可取得
- 家具家電の調達・セッティング
- 写真撮影・掲載ページ作成
一番の山は消防と保健所でした。
ここは「調べればわかる」の世界ではなく、自治体ごとに運用が違うので、現地で担当者と何往復もする必要があります。

家の間取り図の作成や、申請に必要な書類作りはChatGPTなどのAIにかなり助けられました
そして当然、初期費用もかかります。

建物の規模にもよるけど、少なくとも150万円〜200万円は用意する必要があるよ
物件取得費、工事費、設備費、家具家電。ここを軽く見て突っ込むと普通に詰みます。

6ヶ月……。でも逆に言えば、6ヶ月で本業超えの収益源が作れたとも言えるよね

そういう見方をしてもらえると嬉しいね
半年って、長いようで、この収益を考えたら安い投資期間だと思ってます
民泊の始め方【7ステップ】

これから始めたい人向けに、私が実際に通った道を順番に置いておきます
ステップ1:どの法律で運営するか決める
ここが最初の分岐点です。大きく2つあります。
A. 住宅宿泊事業法(民泊新法)=届出制
- 手続きが比較的シンプル
- ただし年間営業日数は180日まで
- 家主不在型なら住宅宿泊管理業者への委託が必要
B. 旅館業法の簡易宿所=許可制
- 手続きのハードルは上がる
- その代わり営業日数の制限なし
- 面積要件も緩和され、「3.3㎡×宿泊者数」でクリアできるようになった
年間フルで回して事業として育てたいなら、Bを目指す価値があります。
180日の壁は、稼ぎ始めると想像以上に効いてきます。

将来的に民泊の事業を譲渡(売る)することになっても、旅館業ならそのまま引き継ぎができるから売りやすいんです
民泊新法は引き継ぎできないので、1から申請して許可を取り直す必要があるんです
ステップ2:物件を決める前に「用途地域」と「条例」を確認する
この順番を間違えるといきなり詰んでしまいます。物件を買ってから「ここでは民泊できません」となるパターンが実際にあります。
- 用途地域(住居専用地域は制限が厳しい)
- 自治体の上乗せ条例(曜日制限などを独自に課している地域がある)
- マンションなら管理規約
必ず物件を押さえる前に確認してください。

民泊始める前には、まず詳しく解説してる書籍を読みましょう
ぽんこつ鳩子さんの「民泊1年生の教科書」とか、地方で民泊するなら羽田徹さんの「失敗しない 別荘民泊のはじめ方」がおすすめですね
ステップ3:消防署に事前相談へ行く
家の図面を持って、開業前に消防署へ相談に行きます。
ここで必要な消防設備(自動火災報知設備、誘導灯など)が決まり、家の規模によって工事費が大きく変わります。
重要なのは、
リノベの設計より先に相談へ行くこと。
後から設備を追加すると余計な工事が発生します。
ステップ4:保健所に相談・申請する
構造設備の基準、必要書類、図面。ここも事前相談が命です。

担当者と顔をつないでおくと、その後の進みが全然違います
ステップ5:リノベーションと設備工事
消防・保健所の要件を織り込んだうえで工事します。ここで「デザインは後回しでいい」と思わないこと。写真の見栄えが予約数に直結します。
最近は民泊のレベルも上がってきていて、もはや普通っぽい家ではなかなか予約が入らず苦戦します。
お客様が宿に求めているのは、「写真映え」したり、「ワクワク」したりといった非日常なんです。

↑私の貸別荘のベッドルーム

部屋の壁紙とか、家具を選ぶセンスに自信がなければ、インテリアコーディネーターの方に依頼しましょう
私はたまたま妻がデザイナーだったので、インテリアは妻が担当して作りました
ステップ6:掲載ページを作り込む
写真、タイトル、説明文。ここが集客の全てです。プラットフォーム内の検索順位は、初期のレビューと反応速度でかなり動きます。

iPhoneでテキトーに撮った写真より、5〜10万円で民泊の写真が撮れるカメラマンさんに依頼して写真を作ってもらおう
写真のデキで予約率と収益が全然変わってきます
ここはお金かけましょう!
ステップ7:運営体制を作る
- 清掃をどうするか(外注 or 自分)
- 鍵の受け渡し(スマートロック推奨)
- 宿泊者名簿の作成(法律上の義務です)
- 緊急時の連絡体制
乗務中でも回る仕組みを、オープン前に作っておくのが理想です。

手順にすると意外と道筋が見えるね

効率よくやるなら「順番を守る」ってことだね
消防や保健所の許可は長いと1ヶ月半くらいかかることもあるから、まず最初の段階で行っとかないといけない
甘くない部分も書いておく
例えば、民泊をオープンするまでの段階でも、

平日はトラックの仕事、土日は宿の設営やDIYの作業で6ヶ月ほどの間は一日ゆっくり休んだって日はなかったです(笑)
実際に民泊をオープンしてからも、以下の事が考えられます。
- 宿泊業には閑散期があります。売上には必ず波が出ます
- 直前キャンセルのリスクもあります
- 法規制は自治体ごとに違い、今後変わる可能性もあります
- ここに書いた金額は売上であって、そこから経費と税金が引かれます
だから安定して「毎月120万円入る不労所得」ではありません。
事業です。
閑散期には価格を調整する、掲載チャネル(airbnbやBooking.comや楽天トラベル、じゃらんなどの予約サイトの登録)を増やす、といった手を打ち続ける必要がある。
でも逆に言えば、打てる手がまだたくさん残っているということでもあります。

私はまだ主要な予約サイト1つでしか出していません
ここを広げれば、伸びしろはまだあると思っています
それでも、やる価値はある

私がこの記事で一番伝えたいのはこれです。
トラックドライバーだから無理、なんてことは1ミリもない。
むしろ、体を動かせて、クルマがあって、段取りができる。

民泊事業に必要な要素を、私らはもう持っています
足りないのは知識と、最初の一歩を踏み出す決断だけです!
給料が上がるのを待っていても、たぶん劇的に変わることなんてありません。
でも自分で作った収益源は、自分の努力の分だけ返ってきます。

私はすでに2軒目の検討に入っています

もう次いってるの!?
いきます。ハンドルは握り続けるけど、それとは別の柱を、もう一本、二本と立てていきたいので。

同じように「このままでいいのかな…」と思ってる同業の方に、この記事が一つの選択肢になれば嬉しいです
ではまたっ、ピース!
※本記事の金額は売上ベースであり、経費・税金控除前の数字です。民泊事業の許認可要件は自治体によって異なります。開業を検討される際は、必ず管轄の消防署・保健所・自治体窓口にご確認ください。
